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- 2026/06/01 掲載
“最強ミュトス”級AIが来るぞ…企業を狂わせる「アラート地獄」は何がヤバいのか?
連載:野口悠紀雄のデジタルイノベーションの本質
1940年、東京に生まれる。 1963年、東京大学工学部卒業。 1964年、大蔵省入省。 1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。 一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任。一橋大学名誉教授。
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ミュトスがもたらした新局面、GPT5.5も同水準に?
米新興企業アンソロピックが開発した新しい生成AI「クロード・ミュトス」は、ソフトウェアの脆弱性を発見する能力が人間の専門家を上回り、すでに数千件の未知の脆弱性(ゼロデイ)を発見したと報告されている。ミュトスの性能が高すぎるため、サイバー攻撃への悪用が懸念されている。同社はミュトスを一般に非公開とした。AIの進歩はミュトスに限らない。イギリスの研究機関「AI安全研究所」は、4月30日、米オープンAIの新モデル「GPT-5.5」の能力がミュトスと同等の水準に達したとする調査結果を公表した。
政府対応は間に合うか…? 重要インフラ防衛の焦点
こうした事態に対処するため、高市首相は、5月12日の閣僚懇談会で、松本サイバー安全保障相らに対応を指示した。松本氏は、内閣官房の国家サイバー統括室(NCO)を中心に対策を進めるとした。金融機関や電力会社などの重要インフラ事業者に対策を促し、システムのソフトウェア開発者にサイバー攻撃からの弱点の修正を求める。
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