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- 2026/08/19 06:10 掲載
『Bバージン』山田玲司が今明かす…師匠・江川達也に学んだ「完璧なヒットの方程式」
東京大学大学院修了(社会学専攻)。カナダのMcGill大学MBA修了。リクルートスタッフィング、DeNA、デロイトトーマツコンサルティングを経て、バンダイナムコスタジオでカナダ、マレーシアにてゲーム開発会社・アート会社を新規設立。2016年からブシロードインターナショナル社長としてシンガポールに駐在し、日本コンテンツ(カードゲーム、アニメ、ゲーム、プロレス、音楽、イベント)の海外展開を担当する。早稲田大学ビジネススクール非常勤講師、シンガポール南洋工科大学非常勤講師も歴任。2021年7月にエンタメの経済圏創出と再現性を追求する株式会社Re entertainmentを設立し、大学での研究と経営コンサルティングを行っている。『推しエコノミー「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』(日経BP)、『オタク経済圏創世記』(日経BP)、『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』(PHPビジネス新書)など著書多数。
多摩美は天才だらけ…先輩漫画家の部屋で見た“人生の伏線”
――山田さんは、高校卒業後、多摩美術大学に入られます。この選択は、漫画家人生にプラスだったのでしょうか?山田氏:美大に入学した後に、「才能は偏在する」ということを痛感することになります。大学入学後、漫画研究会(漫研)に入るのですが、そこにはもうプロがいたんです。
たとえば、多摩美出身のOBで言えば、しりあがり寿さん(『真夜中の弥次さん喜多さん』『地球防衛家のヒトビト』など)や、はるき悦巳さん(『じゃりン子チエ』など)がそうですね。
漫研のOBには、喜国雅彦さんや神矢みのるさん(多摩美在学中の1978年デビュー、『プラレス3四郎』など)がすでにデビューしていました。そのほかにも、まだ現役学生だったのに『週刊マーガレット』で連載していたのが、たかはまこさん(多摩美在学中の1981年にデビュー、『B級ママでいこう!』など)です。このあたりが先輩にいましたね。
たかはさんの当時の彼氏だったのが、貞本義行さん(東京造形大学からテレコム・アニメーションフィルムを経てガイナックスに参画)です。
そうしたつながりから、たかはまこさんの仕事を手伝いに行くこともありました。その時にたかはまこさんの部屋で見つけたのが、江川達也さんの『BE FREE!』でした。貞本さんが買って置いていったらしいんです。これが、後に僕がアシスタントになる江川さんの作品との出会いというわけです。まさに人生の伏線ですよね。
――中学3年生で読切を秋田書店に持ち込みし、その後、自分で描き貯めた作品を、再び大学で持ち込み始めるんですね。
山田氏:大学に入って小学館の『ビッグコミックスピリッツ』に持ち込んで、編集担当が付きました。漫研の後輩には冬目景(1992年デビュー、『羊のうた』など)やウエダハジメ(2000年デビュー、『フリクリ』など)がいて、僕の部屋に来て仕事を手伝ってくれたりしていました。
僕自身も、すぐに賞に入選して連載が始まるだろうと見切り発車で1人暮らしまで始めちゃっていたんです。でも、そこから連載を取るまでは本当に厳しかった。そのステージにあがるまでの「予選」がなかなか通らず、入賞もできない。結果的に引っ越したものの生活ができなくなり、バイトやアシスタントをしないと食っていけないという焦りの時代に突入していくんです。
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