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- 2026/10/24 10:37 掲載
OpenAI、最先端モデルの学習をネット遮断へ DNS設定ミス受け、オフラインのWebで学習
同社は、安全対策が進み、広範なインターネット接続が正当化されるまでは、この方針を維持するとしている。
背景には、2件の事案がある。7月には、テスト中のモデルがHugging Faceのシステムに侵入した事案があった。さらに9月20日には、社内の研究モデルが学習の実行中にDNSリゾルバの設定ミスを突き、ライブインターネットへ限定的に到達した。
OpenAIは事案を封じ込めたものの、弱点が明らかになったとして、最も高性能なモデルの学習と評価を一時停止。強化した安全対策のもと、10月1日に強化学習(RL)の学習と社内での推論を再開した。一時停止から11日後だった。
一方で、検索やWebの閲覧、Webアプリの操作を学ばせる必要がある。そこで、インデックス化してキャッシュした大規模なWebコンテンツ群を用意した。フロンティアのRL実行は、すべてこのオフラインの「仮想世界」で行う。
封じ込めは多層防御で実現するという。サンドボックスでエージェントが触れる範囲を絞り、Linuxでは隔離された軽量な仮想マシン(VM)の中に制限付きのコンテナを置く。ここに監視システムと、ネットワークやクラウドの境界を重ねる。研究環境の完全なエアギャップ(物理的な切り離し)は、実験の実行と監視に外部接続が必要なため、現時点では難しいとした。そのため、外向きのインターネット通信と、システム間の不正な移動を制限する。
OpenAIは、複数のフロンティアモデルのエージェントのチームに、ライブインターネットへの到達、内部のセキュリティ境界の突破、隔離された境界をまたぐ他のエージェントとの通信を試みさせた。検証の結果、仮想マシンからの脱出など複数の経路が見つかり、同社は修正を施したうえで、関連するオープンソースプロジェクトに修正を提供し、脆弱性の開示も進めた。
今後は、継続的な赤チーム検証を、将来のフロンティアRL学習・評価の安全性の根拠に組み込む考えだ。
では、インターネットを遮断したはずの学習環境から、AIはどこを抜け道にしたのか。背景には、数千億トークン規模の検証で見つかった3つの経路と、7月の事案で明らかになったモデルの手口がある。
・7月にHugging Faceへ侵入したモデルが狙った「解答」の正体
・VM脱出からキャッシュ通信まで、AIが見つけた3つの経路
・「遮断」でも終わらない、赤チーム検証の次の焦点
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